突然ですが、Dojoやってるとローカルネットワークが必要になることってありますよね?ありませんか? 私たちのDojoでは8月に8x9Craftをやらせていただいたのですが、その時に使っていたルーターがローカル内での通信をブロックする設定になっていて困ったことがありました。

不特定多数の方が使う可能性がある公共の施設のWi-Fi環境であれば、ローカル内での通信をブロックするのは適切なセキュリティ対策だと思いますが、Dojoの活動では困ってしまいました。

その時は、8x9Craftの作者である寺園さんが自身のスマートフォンのテザリング機能(スマートフォンをアクセスポイントにして他の機器をインターネットに接続できるようにする機能)を使ってくださって事なきを得たのですが、毎回テザリングを使うわけにもいきません。

  • 回線契約によってテザリングが使えるものと使えないものがあり、使えない契約の方がほとんど。誰でも使えるわけではない。
  • PCをテザリング接続するとインストールしているアプリによって(例えばDropboxみたいなクラウドストレージ同期を行うもの)はインターネットへの接続が多数発生してしまい、パケット消費が起こってしまう。

ローカル内の閉じたネットワークが必要なだけなのに、本来の目的と無関係なパケット消費が起こってしまうのは得策ではありません。

これらの状況に対応するため、Wi-Fiルータをもうひとつ用意してローカルネットワークを構築しようと考えたのですが、大きなルータをDojoごとに持ち歩きたくないので小さなものは無いか?と探して見つけたのが、こちらでした。

出先とかホテルなど有線LANしかないところで、自前のWi-Fi環境を作るための持ち運びできるWi-Fiルータです。写真では大きさがわかりにくいかもしれませんが(詳しくはリンク先をみてください)、シャツの胸ポケットにも入れられる大きさと軽さなので、Dojoの荷物の負担になりません(当Dojo比)。

値段もamazonで1,400円ぐらいと安く、もし自分の目的で使えなくても個人的な持ち運びルータとして使えるしということで買ってみました。結果まったく問題なし!電源もUSBから取れるので電源の心配もありません。

設定で

  • 1.バックボーンに有線LANを使う
  • 2.バックボーンに別のWi-Fi接続を使う
  • 3.別のWi-Fiをブリッジする
  • 4.ローカルネットワークにする

が選べるのですが、3以外ならどれでもローカルネットワークを作れるようです。1と2は単にインターネットに接続されないだけ。そういう意味では4の設定の存在がよくわからないけど。

小型のルータということで、接続数がどれぐらいまでいけるのかが気になりましたが、今日使ってみたところホスト1台とクライアント4台、計5台の接続で8x9Craftをやりましたが、まったく問題ありませんでした。

ローカル用のルータを用意することで、インターネットに接続するためのWi-Fiルータの負担を下げられるというメリットもありますし、コスト的にも荷物的にも負担が小さく、テザリングによるパケット消費もないのでオススメです。