はじめに

2024/12/21(土)にCoderDojo奈良No.87が行われました。

ここでは、そのご報告をしたいと思います。

作業の様子

今回、色々とやっていて、あまりニンジャの様子を見ることができていませんでした。 というわけで、以下の内容もむとうが見れていた範囲の話になります。

参加者は13人ぐらいだったと思います。

マインクラフトとScratchをやっていたニンジャはベテランなので、自分のペースで作業をしていました。

micro:bitは、後の発表で紹介する警報装置のニンジャと、これも後で説明するGroveセンサー/LEDを使ったニンジャが作業していました。

LEGO Wedo説明書

LEGOは今回初めてきた2人のニンジャが作業をしていました。 WeDoで、なぜか中国語とロシア語の説明を見ながら、アレンジを加えて作品を作っていました。

先月のXmasプレゼント関連

先月、CoderDojo奈良では、Xmasプレゼントをニンジャにあげていました(第86回 CoderDojo 奈良:Xmas大プレゼント大会!!)。

このプレゼントを使って作業してくれていたニンジャがいました。

micro:bitでGroveセンサー/LED

Groveセンサー/LED

Groveセンサー/LEDをプレゼントでもらったニンジャが、今回micro:bitと一緒に使うことにチャレンジしていました。 これらを使うために、BitMaker V2を購入して持ってきてくれました。

はじめに、デジタル出力を使ったLEDの点灯です。 [高度なブロック]->[入出力端子]->[デジタルで出力する 端子(P0) 値(0)]ブロックを使って、LEDを点灯したり消灯したりします。 可変抵抗でLEDの明るさを変えれるのですが、初期状態が暗い方になっていたため、しばらくなぜ動作しないのか悩まされることになりました。

次には、ボタンスイッチを使ったデジタル入力です。 こちらも、デジタル入力ブロックを使って動作を確認しました。

更に、可変抵抗や温度センサーを使ったアナログ入力にも挑戦しました。 可変抵抗の値は、0-1023になっているので、マップを使って0-9に変換して5x5 LEDディスプレイに表示して動作を確認しました。 温度センサーはGrove Temparature Sensorで、アナログで温度がわかるのですが、変換の式が大変です。 とりあえず、簡単にマップして温めて温度が変化するのを確認していました。

AIY Voice Kit

こちらは、今回、持ってきていたわけではありませんでした。 家で形は完成したということです。 ただ、無線LANの設定がうまく行ってないということでした。 また次にでも持ってきてもらったら見てみるよと約束しました。

むとう展示:スタックチャン

スタックチャンの展示

むとうの私的な用事なのですが、来週の2025/1/25(土)に大阪産業創造館Open Source Conference 2025 Osakaというのがあり、 こちらにスタックチャンというロボット関連で出展することになっています。 そこで、その予行を兼ねて、展示予定のものを並べさせてもらいました。

とあるニンジャは、興味があるようで、色々としっかり見てくれました。 micro:bitでのプログラミングにも興味があったようなので、 Stack-chan_bitを紹介させてもらいました。

他にも、何人かのニンジャが展示を見てくれたので、うれしかったです。

Geekなお父さんとの会話

ホームオートメーションシステム

今回、あるお父さんが展示に大変興味を持ってくださいました。 この方は、おうちでもホームオートメーションシステムを作っているというGeekな方でした。 ちょうど前日に、展示していたM5Stackでも利用されているESP32というCPUでプログラミングしていたらしいです。 というわけで、M5Stackを推しておきました。

AIスタックチャンで利用されているVOICEVOXを紹介すると、おうちのシステムでも使ってみたいということでした。

発表

今回は、5人のニンジャが複数のネタも含めて、たくさんの発表をしてくれました。

防犯装置(micro:bit) & 「難しいゲーム」と急流すべり(マインクラフト)

このニンジャは、3つの発表をしてくれました。

防犯装置(micro:bit)

micro:bitを3台使った防犯装置について紹介してくれました。 元々の装置は本に載っていたものだということですが、とてつもなく拡張されていました。

まず、中継機を作って、遠い場所でも警告がわかるようにしてあります。 micro:bitの無線は、チャンネルを指定して同じチャンネルにメッセージが送られるようになっています。 これを素直に使うと、複数のmicro:bitがあった時に電波の到達時間が違うので、同期が取れなくなってしまって警告が遅れてしまうのが問題でした。 そこで、中継機では、まずはじめに扉の開放を検知するセンサーからの警告信号をチャンネル1で受けます。 その後、チャンネル2を使ってもう一つの警告表示用micro:bitに信号を送ります。 これで、信号を中継しています。

さらに、ちょっと原理を聞き逃してしまったのですが、中継機での表示ともう一つの警告表示用のmicro:bitでの表示は同期が取れています。

このニンジャは、4台目のmicro:bitが必要になるかもと言ってました。 2台目はお父さんに、3台目はサンタさんにもらったということでした。 全てのmicro:bitの色が違ったラッキーなニンジャです。

チャンピオンが「天才やなぁ、大学卒業でもええんちゃうか」と絶賛していた作品です。

「難しいゲーム」と急流すべり(マインクラフト)

マインクラフトでは、2つのネタを発表してくれました。

「難しいゲーム」

「難しいゲーム」は、以前から取り組んでいるもので、ピストンで動く床を次々にジャンプしていくゲームです。 前回は土台を飛んでいくというチートが使えたのですが、今回はそこに炎が置かれており、利用できないようになっていました。 他にも、動く休憩所やお弁当なども増やされていました。 ふたりのニンジャが挑戦しました。 やはりクリアはできませんでしたが、ふたり目のニンジャはなかなか良いところまで行っていました。

急流すべりは、水を使って流されていくものでした。 ちょっと引っかかったりしていて、ブロックなどをいじっていましたが、最後の方はスムーズに動いていました。 ブロックなどをいじっていた副作用で、大地が水びたしになってしまっていました。

Python mod(マインクラフト)

Python mod

4年生の子が、マインクラフトでPython modを使ったプログラミングについて発表してくれました。 Python modでは、Pythonで書いたコードでマインクラフトを操作できるようになっています。

このニンジャは、四角形の市松模様の床のようなものを作るコードを書いていて、実演してくれました。

これはmodで利用できるシステムなので、forgeを入れたりしてシステム構築をする必要があるということでした。

アクションのせいで使い道のない計算機、弁当屋、スライムタワー(Scratch)

3年生の子がScratchのプロジェクト3つを紹介してくれました。

作品は公開されているということで、後でみんなで遊んでねということでした。

アクションのせいで使い道のない計算機

計算機は、アクションのせいで使い道のない計算機ということでした。

今は、0しか登場しないのですが、この0が上下に揺れるように表示されています。 次々に入れていくと、桁が表示されていきますが、これも全部揺れています。 この0は幽霊をイメージして作ったということです。

これからの予定は、 他の数字には他のイメージで作っていく、 計算ができるようにする、 などを考えているようです。 ただ、あんまりネタバラシをすると面白くないので、次の発表でどうなってるのかが楽しみです。

弁当屋

弁当屋

これは、梅田のDojoでも受けていたものを紹介してくれました。

基本的には、お弁当屋になって、お弁当を作って、出荷するゲームです。

お弁当には様々な具があって、それを選択することができます。 選択した具によって、カロリー的な数字が変わるので、出荷するにはその値が適切な範囲にないといけません。 具なのですが、巨大トンカツ、豆腐ハンバーグ、きんぴらごぼう、たくわん、などなどと、なかなかにマニアックな選択になっています。

特に目を引くのは、アニメーションなどの表現です。 出荷される時はトラックが走りますし、閉店になるとシャッターが降りてきて閉まります。 売上もグラフ化して表示されるようになっています。

スライムタワー

こちらも定番ネタ。 スライムを積んでいくゲームです。 コンピュータと対戦するものになっています。

必殺技には、キャベツ、雷、魔法陣、時が止まるがありました。 それぞれ、視覚効果が面白いものになっています。

停止機能付きロボット車(LEGO)

LEGOロボット車

6歳の子がLEGO(WeDo)で車を作ってくれました。 この子は、今回初参加でした。

この車は、センサーがついていて、ぶつかりそうになると警告音を出して止まるようになっています。

プログラムを作るより、組み立てる方が難しかったということです。

前後に動くロボット車(LEGO)

次も6歳の子が車を作ってくれました。 この子も、今回初参加でした。

この車は、前進と少しの後進を繰り返して前に進みます。 R2D2のような音も出すようになっていました。

やはり、組み立てがプログラミングより難しかったということでした。

おわりに

今回もCoderDojo奈良では楽しく過ごせました。 今回、ちょっとメンターが少なくて忙しかった気はします。

CoderDojo奈良界隈としては、 マインクラフトのイベント(リベンジ【新春2025あけおめ】マインクラフトで遊ぶ会)、 生駒は2025/02/01(土)(【CoderDojo生駒】:子ども向けプログラミング道場(No.87))、 CoderDojo奈良は第三土曜日(2025/02/15(予定))になります。

みなさん、奈良に是非遊びに来て下さいね!! メンターさんも大歓迎です!!