CoderDojo 奈良の若林です。2015年9月12日、9回目のCoderDojo 奈良を開催しました。

今回は、参加可能なメンターさんの人数が少なかったため、忍者の募集数も少なく4名の参加で、うちおひとりが体調不良のため欠席となり、忍者3名での開催となりました。

無理はできないのですが、やっぱり人数は多い方がいいですね。人数が少ないと場としての盛り上がりに欠けてしまいます。とはいえ、メンターさんが少ないのに多くの忍者に参加してもらうのは難しいので頭の痛いところですが、最近力をいれていなかったメンターのリクルートに力をいれていきたいと思います。

こじんまりと開催

黒い画面の忍者登場

そんな中、今回のトピックは黒い画面の忍者が登場したということに尽きます。登場といっても、以前から参加してくれていた忍者なのですが、第7回の時に「もっと難しいことに挑戦したい」といっていた忍者が前回はWebに、今回はなんとPerlに挑戦しました。前回はWebだったので「前はWebだったよね?Perlプログラミングをしていくことにしたの?」と聞くと、「色んなことをやってみようと思って」と真顔で答えられ、自分の考えていたことと、彼の考えていることのギャップを感じました。

新しいことに挑戦していくということは、彼にとっては可能性のひとつでしかないのです。だから、とりあえずやってみる、難しいことは何も考えずにとにかくやってみる。「あぁ、この感覚は今の自分には無かったな」ととても新鮮な気持ちになりました。

初めてのPerl

彼は、お父さんから借りたというこの本を見ながら、エディタでプログラムを書き、コマンドプロンプトで実行し、トライ&エラーを繰り返しながら、発表タイムには動くものを発表してくれました。

発表を見ていた他の忍者には、何をやっているのかさっぱりわからないと思い、今回作ったPerlのプログラムとScratchとの対比でどの行がScratchのどのブロックに対応するかを説明していったところ、Scratchならブロック5個で作れてしまうプログラムだということがわかりました。

つまり、Scratchを使えばブロック5個、彼ならScratchで数分で書けてしまうプログラムを、Perlで2時間かけて作ったということになります。彼は次回、何に挑戦するのだろう。それも楽しみですが、彼の作ったプログラムを見た忍者も、自分たちの知らない世界に挑戦してみたいと思ってくれればいいなと思います。